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  • 何かを行い、何かを達成したい時に、私たちは組織をつくる、組織を活用する。組織に頼る。

    一人のひとの能力の限界を超えるための手段として、組織をとらえられる。しかし、人はそのような組織に依存してしまうことがある。そもそも生物が集団で行動することには、そのようなことが起こることが知られている。助け合うことが自然なのだ。

    集まった人の総和を超える以上のことが組織では生まれなければならない。そうでなければ組織でやる必要が無い。もちろん、同じ目的をもった人たちが集まっていることが前提だ。

    経営学の最初の問いかけは、効果的な分業を考えることである。

    その後、そのデメリットを補完する調整方法を検討する。階層による調整が、現在でも有力な調整手段である。

    組織の構造づくり(イメージは「組織図」)で分業が実現された後に、しくみやルール(イメージは「マニュアル」や「ルーチン」)などでその活動の調整方法が示されるのだ。

     

  • 狭義のリーダーシップ論変遷

    管理者は、仕事の管理だけではなく時代の求める変化に立ち向かい、人々を率いるリーダーシップが必要だ。
    リーダーシップを実現するには「共通の資質や特性がその人に求められる」という考え方と「特定の行動をすることでそれは実現できる」の2つの考え方が示されていた。
    その後、リーダーシップは共通の資質や特定の行動ではなく、状況に対応した適切な方法があるとの議論が展開された。
    しかしそれ以後も、相手と自分の関係や交流を考慮した考え方や、自分の感情を制御し相手の感情を読み取ることが重要である、フォロワーに奉仕するリーダーが求められるなど、新しい考え方が次々に提示されている。さて、現在、これから、注目されているリーダーシップ論は何でしょうか?

    参考:高橋伸夫(2021)『コア・テキスト経営学キーワード』新世社

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